今年良かったアルバムを紹介していきます。
10.
I Remember/Aluna George
☆Hold Your Head High, I'm in Control, I Remember
ファーストよりもメインストリームに寄り添った印象。トレンドを押さえた爽やかな電子音にヒップホップ的なリズムのトラックが心地よいです。ただ、こういう路線だとボーカルの華の無さが気になりました。アリアナあたりにこういうアルバムをやって欲しかったような。
9.
All I Need/Foxes
☆Better Love, Body Talk
期待した割に...だったファーストよりも好きです。伸びやかで透き通ったボーカルが彼女の持ち味だと思うのですが、壮大なイメージの楽曲に上手くハマっていると思いました。「Clarity」とか「The Unknown」みたいなエレクトロ系の曲も聴きたいなあ。
8.
My Wild West/Lissie
☆Hollywood, Wild West
彼女のことはよく知らなかったのですが、ジャケ写が良いなあと思って聴いてみたらハマりました。ぬくもりを感じるようなボーカルで、優しさに包まれているような感覚を覚えます。なので寝る時によく聴いています。
7.
7/27/Fifth Harmony
☆Work from Home, All In My Head (Flex)
なんといっても「Work from Home」!ヒップホップ的なミニマルなトラックにトロピカルな音色が印象的な2016年を代表するポップソングだと思います。カミラが脱退したのは残念ですね。彼女は声が特徴的で初めて聴いた時はCher Lloydに似ているなと思ったのですが、曲の中で主張しすぎていないのでバランスが良かったと思います。
6.
Mind Of Mine/ZYAN
☆PILLOWTALK, iT's YoU, BeFoUr, LIKE I WOULD
One Directionを脱退してソロデビューした訳ですが、音楽性が全く違うのでびっくりしました。こういうのがやりたかったんですね。普通にソロになったら消えると思っていたのですが新曲もヒットしてますね(テイラーと映画の主題歌効果もあると思いますが)。「PILLOWTALK」のMVがすごく好きで、黒い涙を流すところや顔からトゲみたいなのが飛び出るところが印象的です。
5.
災難だわ/綿めぐみ
☆災難だわ, 恋が曖昧, モンキージョージ
Tokyo Recordingsという僕が好きなレーベルがあって、そこから出ているアルバムなんですが、すごく良いのでもっと売れて欲しいなあ。どの曲もキャッチーでどこか懐かしい印象があり、こういうJ-POPが聴きたかったんだよ〜と思いました。可愛らしくも不安定で闇を感じさせるボーカルが唯一無二で魅力的なんですが、歌詞もすごく好きです。「災難だわ」の「なんなら家買っちゃうより家飲みのほうが断然いいでしょ」とかインパクトありつつ今っぽいな〜と。水曜日のカンパネラの次は綿めぐみ!
4.
ブラインドマン/綿めぐみ
☆この街の夜は明るい星だけがきらり, ブラインドマン
続いて4位も綿めぐみです。こちらは盲目の男「ブラインドマン」に彼女が出会うというストーリー仕立てのコンセプト・アルバムです。本人が曲を作っているわけでは無いので嘘っぽく感じるかなと思っていたのですが、こういうアイドルもありだなというか、綿めぐみのミステリアスな感じのキャラクター(ネットで調べても「香港生まれ、インターネット育ち」というキャッチコピーくらいしか出てこない)がストーリーテラーとして上手くフィットしています。
3.
MADE/BIGBANG
☆FXXK IT, Let's not fall in love, BANG BANG BANG
今個人的に一番ハマってます。BIGBANG。やっぱりK-POPの中でも飛び抜けてウェルメイドというか、まずアイドルとして5人のバランスが良くキャラが立っているし、ファッションやパフォーマンスは奇抜だけどものすごく作り込まれているし、楽曲は世界的なポップシーンの流れを取り入れつつも独自の持ち味が生かされているし...とにかく最高です!兵役でしばらく5人では集まれないらしいのでLIVE観に行っておけばよかったと後悔。「Let's not fall in love」のMVでのG-Dragonが美しすぎる。
2.
I Like It When You Sleep, for You Are So Beautiful yet So Unaware of It/The 1975
☆Love Me, The Sound, Paris
こういうロックバンドって以外と今いないですよね。ボーカルのカリスマ性はすごいし、ポップスが好きな自分みたいなタイプでも取っ付きやすいと思います。「The Sound」なんかはEDMを独自解釈したロックアンセムになっていてLIVE映えしますね。
1.
Anti/Rihanna
☆Kiss It Better, Work, Needed Me
リアーナはポップスターとして何度もビルボード1位を取っているようなアーティストですが、今回は方向転換の仕方が本当に上手いなあと思いました。「Work」のようなキャッチーな曲を先行で出しつつ、シングルになりそうな曲はそれくらいで全体的にアナログな質感に斬新でサイケデリックなサウンドのアンダーグラウンドなアルバムだと思います。しかしそれでも大衆に受け入れられヒットしているのがすごい。今までのリアーナ像を打ち砕くような、でも全く無理している感じが無いような方法でポップミュージックの未来を切り開いたアルバムだと思います。
その他アッシャー、アリアナ・グランデ、チャンス・ザ・ラッパー、ティナーシェ、シーア、バウアー、アジーリア・バンクス、ボン・イヴェールあたりのアルバムも良かったです。
全体的にポップミュージックの流れとしては、去年のビーバーの「What Do You Mean?」あたりからのトロピカル・ハウスの流行りが続いていましたね。夏が来る頃には飽きていました。あとは「Closer」などもそうですが緩いテンポのEDMがヒットしたり。アルバムで見るとリアーナやアリアナ、あとフィフス・ハーモニーのアルバムなどは綺麗な電子音というよりか若干アナログな質感のサウンドでまとめていて逆に新鮮でした。こういう音が2017年も流行っていくような気がします。