2015年2月4日水曜日

ビッグ・アイズ Big Eyes

ティム・バートン最新作。実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こった出来事を描く。1/23~日本公開。



Big Eyes(2014)
監督:ティム・バートン
出演:エイミー・アダムス、クリストフ・ヴァルツ、クリステン・リッター、ジェイソン・シュワルツマン
 

あらすじ



主人公マーガレット(エイミー・アダムス)が一人娘を連れて夫のもとから逃げ出すところから話は始まります。画家である彼女が露天で似顔絵を売っていたところ、同じくバツ1で画家のウォルター(クリストフ・ヴァルツ)と出会います。



画家同士ということで意気投合した二人はすぐに結婚へと向かいます。しばらくしてマーガレットの描いた目の大きな子供たちの絵が注目されるようになりますが、ウォルターは嘘をついて、自分がその絵を描いたことにしてしまいます。



初めこそ反発していたマーガレットでしたが、ウォルターに丸め込まれてしまい、彼の言うとおり家に閉じこもって絵を描き続ける日々が続きます。一方でウォルターは彼女が描いている絵の作者としてどんどん有名になっていき・・・。


感想

いるよなー。こういう口から先に生まれてきたような人。頭がいい訳じゃないけど口は上手い。

個人的に史実モノは苦手イメージがあったんですけど、この『ビッグ・アイズ』は楽しめました。ティム・バートンの持ち味がいいバランスで含まれていたのが良かったのだと思います。

一番良かったのはウォルターをただの悪人にしていないところ。イライラはするけど、ちゃんとリアルな人間として描かれている。

ウォルターだけじゃなくて、マーガレットにも弱さはあって。ウォルターがどういう男が分かる前にすぐ結婚しちゃうし。

あと、マーガレットの子供の描き方が良かったです。親が思うより子供は色々見てるし考えてるってことですね。

内向的な人が芸術肌で外向的な人はセールスなどに長けているっていうのは結構良くあることだと思います。この映画ではそんな2人が夫婦になった訳だから、上手くやればお互いの長所を引き出しあってもっと幸せになれただろうに・・・。実際商売としては成功したわけで。プライドや自己顕示欲がジャマをするんですかね。夫婦って難しいですね。よくわからないけど。