2015年3月2日月曜日

Imagine Dragons - Smoke + Mirrors

デビューアルバム『Night Visions』が世界で大ヒットした米ラスベガスのロックバンドImagine Dragons(イマジン・ドラゴンズ)の3年ぶりとなるセカンド・アルバム。



タイトル: Smoke + Mirrors (Super Deluxe Edition)
アーティスト: Imagine Dragons
発売日: 2015/2/17
トラックリスト:
CD1
1. Shots
2. Gold
3. Smoke And Mirrors
4. I’m So Sorry
5. I Bet My Life
6. Polaroid
7. Friction
8. It Comes Back to You
9. Dream
10. Trouble
11. Summer
12. Hopeless Opus
13. The Fall
CD2
14. Thief
15. The Unknown
16. Second Chances
17. Release
18. Warriors
19. Battle Cry (from ‘Transformers – Age Of Extinction’)
20. Monster (from ‘Infinity Blade III’)
21. Who We Are (from ‘Hunger Games - Catching Fire’ Soundtrack)


感想

イマジン・ドラゴンズに関しては前作からのシングル「It's Time」が映画『ウォールフラワー』の予告編で使われていて、そこで気になってから結構聴き続けていたのでセカンド・アルバムの発売も心待ちにしていました。

まず先行シングルとして「I Bet My Life」が発表されたのですが、これがなんというか。。サビ部分の仰々しさとゴスペルのポップな取り入れ方に、流石にベタ過ぎないか・・・?と。

しかしいざアルバムが出て聴いてみると、実験的な方向性を強めながらも前作にあった爽やかで力強くもある世界観は健在で安心しました。これはなかなか長く聴き続けることができるアルバムになりそうです。「I Bet My Life」に関しても聴き続けている内に好きになりました。

彼らもインタビューで言っているように、様々な音楽のサウンドとテーマを軸に出来上がっているアルバムだと思います。

涼しげなサウンドのギターとシンセで奏でられる美しいリフに、ボーカルであるダンの立体感があるパワフルな歌声とファルセットを多用したメロディーが映える「Shot」、重厚感のあるリズムに随所で使われる口笛が印象的な「Gold」、前作にも通ずるようなどこか切なさを含むメロディーがミディアムテンポで進みつつも、サビ前でいきなりボーカルの雄叫びが入るという変化球的なタイトルトラック「Smoke And Mirrors」など、全体に渡ってヒップホップ、ゴスペル、EDM、フォークなどの要素を取り入れたバラエティ豊かな曲が続きます。

しかし凄いのは、こうも色々な曲調にチャレンジするとアルバムとしての統一感が失われそうなのに、そうなっていないところ。彼らがつくるスケールの大きな世界観がどの曲にも感じられます。

あと、それぞれの曲をイメージしたと思われる絵が描かれたブックレットが付いていたのですが、これも美しいです。

イマジン・ドラゴンズに関してはCD音源以上にライブが迫力があって良いという評判を聴きますし、去年のグラミーでケンドリック・ラマーと共に披露した「Radio Active」も素晴らしかったので、一度ライブに行ってみたいですね。丁度今年のサマソニに来るようなので。