2017年12月28日木曜日

2017年ベスト・アルバム10 The 10 Best Albums of 2017

今年良かったアルバムを紹介します。


10. LYNY/LANY

音の作り込みが好きですね。The 1975とかもそうですけど電子音の取り入れ方が上手い。リバーブを効かせたボーカルが爽やかで、聴いていて目の前に夏の情景が広がります。メロディーもキャッチーだし日本で人気出そう。

9. SYRE/Jaden Smith

ジェイデン・スミスのスター性。ロックテイストな「Watch Me」、メロウな「Lost Boy」など意外と色々なタイプの曲がありつつも、MV含めコンセプトがまとまっているのが好きですね。紫色の空がノスタルジック。

8. There Is No Love In Fluorescent Light/Stars

Starsは前作のダンス・ポップ路線が好きだったので、それに比べるとそこまでハマりませんでしたが、これはこれで良いですね。

7. I See You/The xx

暖かみのある音が好きですね。あとMVがめちゃめちゃ良い。

6. Younger Now/Miley Cyrus

マイリーも前作のヒップホップ路線が合っていた気がするので、意外ではありましたがこれはこれで良いですね。

5. After Laughter/Paramore

「Still Into You」、「Ain't It Fun」という名曲があった前作に比べると、正直一曲一曲は弱いかなと思ったのですが、前作以上にポップ・アルバムとして割り切っていてまとまりは良いですね。

4. Palette/IU

アジアならではの雰囲気もありつつ、音作りもしっかりしていて聴きやすいです。

3. Tremendous Sea of Love/Passion Pit

パッション・ピットは今までのアルバム全部良いですね。キラキラした音の中に刹那的な含みがあるのが好きです。

2. Kwon Ji Yong/G-Dragon

フルアルバムではなくEPなので5曲しかなく、もう5曲くらい欲しかった気もしますが、どの曲もタイプが違って楽しめました。もはや海外展開とか意識していなさそうな余裕が感じられます。

1. Lust for Life/Lana Del Rey

ラナ・デル・レイはデビュー作がめちゃめちゃ好きなので、それ以降分かりやすくポップな曲を出さなくなったのが残念だったのですが、今作は1stシングルの「Love」やウィーケンドとの「Lust for Life」などメロディアスな曲もあって全体のバランスが今までで一番良いと思います。


次点でPVRIS、Novo Amor & Ed Tullett、dvsn、Drake、P-FLOWあたりです。EPだとJimi Somewhere、Bolbbalgan4、The Japanese Houseも良かったです。


2017年12月27日水曜日

2017年ベスト・ムービー10 The 10 Best Movies of 2017

今年観た映画の個人的トップ10を発表します。


10. 沈黙 -サイレンス-

長いし若干退屈ではあったんですけど、色々考えさせられました。生きるための糧であるべき宗教が原因で人が死んでいくのは辛いものがあります。

9. IT/イット“それ”が見えたら、終わり。

ホラーとジュブナイルのバランスが良かったです。原作は読んだことないですが、この話を考えたスティーブン・キングはすごい。

8. 夜空はいつでも最高密度の青色だ

生きづらい人たちに寄り添う人生賛歌。

7. ベイビー・ドライバー

音楽好きとしてはイヤホンをつけながらのカーアクションというビジュアルだけで最高。ボニー&クライドを匂わせてからのラストが好きですね。もしかしたら最後のシーンは主人公の妄想?と思ったけど前向きに終わっていて良いと思います。

6. 帝一の國

キャラが皆立っていて単純に楽しめました。

5. 20センチュリー・ウーマン

印象的なセリフがいくつかありました。

4. スウィート17モンスター

主人公のこじらせ具合がリアル。

3. ムーンライト

色が良かったですね。

2. 星空

話はすごくシンプルな成長物語。思い出を抱きしめて前へ進んでいきたいですね。

1. お嬢さん

3部構成になっているんですけど、ちゃんとその構成を生かしていてミステリーとして楽しい。あと画を含めた和洋折衷な雰囲気がすごく好きですね。


最近アジア文化にはまっていることもあり、一位と二位は韓国と台湾の映画にしました。一応去年から公開しているのでランキングには入れませんでしたが、「私の少女時代」という台湾の映画も良かったです。

2017年6月17日土曜日

2017年上半期ベスト・アルバム5 The Best Albums Of 2017 So Far

上半期で良かったアムバムを5枚紹介します。


5.More Life/Drake

ドレイクって正直何でここまで人気あるのか分からないんですけど(ロマンチストで甘い歌声の感じが受けているのか?)、このアルバムは結構好きですね。収録曲の中でも「Passionfruit」は今年を代表する名曲では。アルバム全体を通してダンスホール、レゲエ調のリズムの印象が強いのですが、特に「Passionfruit」は乗り易いビートにトロピカルな音色のトラックがまず凄くカッコいい。南国風の生音をチョイスしていて安っぽくないんですよね。そこに何とも言えない憂いのあるメロディが映えます。


4.Palette/IU

彼女の存在は、今回G-Dragonが客演で参加しているタイトル曲を聴いてみたことで初めて知ったんですけど、韓国ではかなり人気の歌手みたいですね。まだ若いですが芸暦も長いようです。下手すると古臭くなる曲調なのに上手く今風のリズムや音色を取り込むことで新鮮な曲に仕上がっていて、バランス感覚がすごいと思います。




3.Melodrama/Lorde

ファーストと比べてかなりポップに振り切ってますね。4つ打ち系の曲も多いし。Bleachersとしても活動するジャック・アントノフが全面的に参加しているのですが、彼の書く曲が結構好きなんですよね。ロードの声というか怨念がこもったような歌い方が個人的に苦手なのですが、そこが彼女の一番の特徴だと思うので、その部分と曲調の対比が生かされたアルバムに仕上がっていると思います。


2.After Laughter/Paramore

こっちもかなり振り切ってますね。前作の「Still Into You」や「Ain't It Fun」ほどのアンセムは無いものの、ポップに振り切った分まとまりよく感じます。「Hard Times」の人生讃歌な歌詞が好きです。ヘイリーの声は力強くて映えますね。




1.Kwon Ji Yong/G-Dragon

BIGBANGのリーダーであるG-Dragonのソロとしては約4年ぶりとなるアルバムですね。今回のタイトルはG-Dragonの本名ということで、スーパースターG-Dragonとしてではなく1人の人間として自己を表現したアルバムなのですかね。これまでの分かりやすく盛り上がれる代表曲に比べて全体を通してだいぶ落ち着いた印象。タイトル曲「無題」は水原希子についての曲なのかな?未練を感じさせる歌詞とMVの華奢な体から彼の繊細さが伝わってきてなんとも美しい、、