2015年2月5日木曜日

ANNIE/アニー Annie

1982年にも映画化された名作ブロードウェイ・ミュージカル『アニー』の再映画化。1/24~日本公開。



Annie(2014)
監督:ウィル・グラック
出演:ジェイミー・フォックス、クワベンジャネ・ウォレスローズ・バーンキャメロン・ディアス
 

あらすじ



舞台は現代のニューヨーク。両親に捨てられた少女アニー(クワベンジャネ・ウォレス)は10歳になった現在も両親が迎えに来てくれると信じ続けて毎週金曜日の夜に、自分が置き去りにされたレストランに通い続けています。



そんな彼女は施設で暮らしています。その施設を営むバニガン(キャメロン・ディアス)は歌手として成功する夢に破れ自堕落な生活を送り、アニー達にも悪意をもって接します。



そんなある日、アニーは車に轢かれそうになったところを市長候補の男スタックス(ジェイミー・フォックス)に助けられます。アニーの存在が選挙戦に有利になると考えたスタックスは、彼女を引き取って一緒に暮らし始めます。子供嫌いのスタックスでしたが、アニーと暮らすうちに感情に変化が起き始め・・・。


感想

予告の印象だとまさにミュージカル!というような映画かなと思っていたのですが、実際観てみると結構イメージと違ってアメリカン・コメディの要素の方が強かったです。
ウィル・グラック監督の過去作は確かにコメディばかりなので、コメディ色が強くなるのは自然っちゃ自然ですね。

ただ気になったのは、過去作のうち『小悪魔はなぜモテる?!』と『俺たちチアリーダー!』は観ていたのですが、笑の質がそれらと違う気がしたんですよね。
なんだか、ラジー賞でも取るようなアダム・サンドラー映画に近しいものを感じました。ミュージカルを意識したからなのか、演技もオーバーだし。市長候補であるスタックスのコラ画像が作られてるところとか、ちょくちょく笑えるネタはあったけれど。

ただ、その一方でミュージカルシーンは本当に良くて。Jay-Zがサントラの監修をしてるだけあって曲のアレンジは最高だし、何よりパフォーマンスとして観ていて楽しいです。演出やカットの切替えが上手いのでしょう。

あとは主題歌。Siaが歌う「You're Never Fully Dressed Without A Smile(2014 Film Version)」。最高です。このMVは本編以上に楽しいかも。