2015年2月16日月曜日

リメイク Remake

『シンプル・シモン』のアンドレアス・エーマン監督の2014年の作品。
トーキョーノーザンライツフェスティバル 2015にて日本初公開。



Remake(2014)
監督:アンドレアス・エーマン、ペール・ガヴァティン
出演:Lucas Hazlett、Lisa Henni、Martin Wallström
 

あらすじ



主人公のリサ(Lisa Henni)は日常のすべてをビデオカメラで記録し続けている、少し変わった女性です。恋人のマッティン(Martin Wallström)と共にNYへ旅行へ行くところから話は始まります。はじめのうちはバカンスを楽しんでいた2人でしたが、徐々にリサの態度に変化が表れます。些細なことで苛立ったり、マッティンとの喧嘩が続きます。



ある日リサは、買い物中に彼とは対照的なニューヨーカーのルーカス(Lucas Hazlett)と出逢います。徐々に彼に惹かれていくリサは逢瀬を重ね・・・。


感想
 
うーん。これは正直微妙でした。

全編がリサがビデオカメラで撮った映像というPOV形式の映画であるのですが、正直POVにした意味がほとんどありません。
いや、あることはあって、終盤で明かされるあるトリックに使っているのですが、それが分かったところで「え、だから何?」という感想しか思い浮かびませんでした。まあ観終わって考えてみると、「失ったものは取り戻せない」というテーマに繋がってはいるのですが、別にミステリーじゃないんだからそんなことしなくても。

しかし、その部分の除いてみたらそれはそれで単調かつ退屈。カップルの記録映像以上のものになってない。

あと、ほぼ全編ニューヨークが舞台なので北欧の雰囲気は全くありません。その辺も残念。

 



追記:同監督の『ビッチハグ』という作品も上映していたので鑑賞したのですが、疲れていて途中30分くらい寝てしまいました。最近こういうことが多いので気をつけよう。